共有財産
財産の所有者が死亡すると、残された財産は相続人に相続されることになり、遺言を残していない場合は、全ての相続人の共有財産という扱いになります。
普通はそこから、誰がどのくらいの財産を相続するかということを話し合ったり裁判をしたりして、残された相続財産の分割を行います。
一つの財産を複数人で共有している場合、管理方法や、相続財産から利益が得られるような場合に揉め事が起こりやすいため、財産分割は早めにきちんと行うべきです。
共有財産の相続税評価
相続財産が共有されている場合におけるその共有財産の持分の価額は、その財産の価額をその共有者の持分に応じてあん分した価額によって評価することになります。
例えば1画地1,000万円の宅地をAが1/5、Bが4/5の割合で共有した場合には、Aの持分は200万円、Bの持分は800万円となります。