接面道路の途中で路線価が異なっている場合

宅地がどの程度公道に接する部分を持っているかは、宅地の利用効率に大きく影響し、その土地の市場価格にも影響します。接面街路の途中で路線価が異なっている場合には、その接面距離の影響力を加味して、正面路線価を判定する必要があります。

【表13】

接面道路の途中で路線価が異なっている場合
接面道路の途中で路線価が異なっている場合

(計算例)

  • A路線
    (85,000円×24m+75,000円×16m)÷40m(A路線との接面距離)=81,000円
    81,000円×0.95(奥行距離30mに対応する奥行価格補正率)=76,950円
  • B路線
    83,000円×0.95(奥行距離30mに対応する奥行価格補正率)=78,850円

この場合、この土地全体の評価額に比較的大きい影響力を与えているのはB路線ということになりますから、正面路線価は83,000円となります。