接面街路の途中で路線価が異なっている場合の正面路線価の判定は?
土地の価値に与える間口の影響力を加味して正面路線価を判定します。
宅地がどの程度公道に接する部分を持っているかは、宅地の利用効率に大きく影響し、その土地の市場価格にも影響します。接面街路の途中で路線価が異なっている場合には、その接面距離の影響力を加味して、正面路線価を判定する必要があります。
(計算例)
- A路線
(85,000円×24m+75,000円×16m)÷40m(A路線との接面距離)=81,000円
81,000円×0.95(奥行距離30mに対応する奥行価格補正率)=76,950円 - B路線
83,000円×0.95(奥行距離30mに対応する奥行価格補正率)=78,850円
この場合、この土地全体の評価額に比較的大きい影響力を与えているのはB路線ということになりますから、正面路線価は83,000円となります。